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訪問分野に関わらず、初対面の対象者の方と出会うと問題点がたくさん見える方が多いのではないでしょうか?今日はその問題点をどう伝えるかの話です。
『歩様、座位姿勢』『車いすやベッドなどの環境』『介助者の介助方法』『高次脳機能障害』『構音障害』などなど
経験を積めば積むほど初めて会った対象者の方であっても、たくさんの問題点が頭に浮かぶはずです。今すぐ解決しないといけない問題点であっても、その伝え方を失敗すれば対象者の方との関係性が崩れてしますこともあります。

問題点見つけた!すぐ解決したい!伝えたい!は×

すぐに解決することも大切ですが、ストレートに伝えすぎると対象者の方のプライドを傷つけることもありますし、十分な理解を得られず拒否されることもあります。
じゃあどんな風に伝えれば良いのか。

私がいつも心掛けているのは…
「初対面の私が気づく問題点なんて、きっと誰かが気づいてきたこと。で、その誰かも問題点と解決策を伝えているはず。その結果、今のこの人がいる」
と考えるということです。
特に訪問分野でリハビリを行っていると、急性期、回復期などでたくさんの療法士の方が関わってきて家にいらっしゃる方が多いです。また、療法士以外にも在宅でも医師やケアマネさん、ヘルパーさん、福祉用具業者の方が関わっていることが多いです。
そんな医療・介護のプロの人たちがたくさん関わっている対象者の方はきっとこれまでにもたくさんのアドバイスを受けて、そのアドバイスを素直に聞いたり、聞かなかったり、聞こうと思ったけど何らかの理由で実践できなかったり、しているはずです。

例えば

介護ベッドが導入されてなかったり、リスク面から考えて車いすが必要なのに利用してない人に。「まず介護ベッドが必要ですね」なんて言えば「またか、、、あなたもみんなと同じこと言うね」みたいな顔をされてしまいます。
きっと会う人、会う人にその人は介護ベッドの導入をすすめられてきたのでしょう。そして何らかの理由で断られてきたんだと思います。

ですので、私が明らかに介護ベッドが必要そうなのに利用していない人がいれば、まずケアマネさんにその理由を聞きます。ケアマネさんがいなければ「介護ベッドをすすめられたことはありますか?」と本人さんまたは、家族さんに聞きます。
すすめられたことがある人に関しては「なぜ導入しなかったか」を聞きます。そこで無理に導入をすすめることはしません。
ベッドが必要な理由は今まで散々聞いてきたことでしょうから。私が初対面でそんな話をする必要はないと思います。

ちょっとした関係性の築き方

逆にケアマネ、ヘルパーさん、福祉用具の業者の方があまり注意しないことがあります。それは、車いすの『フットレストの高さ』です。私は初対面の利用者さんのフットレストの高さを調整することが多いです。フットレストが高すぎて(もしくは低すぎて)窮屈な姿勢をされている方は多いです。六角レンチを使うタイプでも、5分あれば高さ調整ができるので対象者の方の体格に合わせて、用途に合わせて高さを調整します。

他の方がしてくれなかった『ちょっとしたこと』は信頼関係を築くきっかけとしては、ちょうどいいものではないかと考えています。みなさんのちょっとした関係性の築き方もあれば教えていただきたいものです。