f59d4ea335f9b3e81edd28be703047ce_s

入院中の方の訪問でのリハビリ依頼があれば、リハビリの見学や退院前カンファレンスに参加するようにしています。『どのようなリハビリを何の目的で行ってきたのか』入院中の利用者さんにお会いするのは、在宅でリハビリをする上でも大切な情報をたくさん知ることができます。また、利用者さんにとっても入院中から在宅でリハビリをしてもらう事業所の人と話すことができるのは安心に繋がると思ってます。

 

そんな病院での退院前カンファレンスでの出来事

病院の療法士さん「家の中では転倒予防のため歩行器が必要です。」

ケアマネさん「はいはい!」

私「はいはい!」

利用者さん「、、、」不服そう

私(全然使う気ないやん)

 

このままでは困るので、基本的には病院療法士さんの方の肩をもって歩行器の必要性などを一緒にみんなで考えて、みんなで説得することが多いです。が、時折病院の療法士さんから「まぁ家に帰ってから何か代用できるならしてください」なんて言われることがあります。すると(どこまで本気でその福祉用具提案してるの?)と思ってしまうわけです。

 

利用者さんの身体状況を一番理解しているのは病院の療法士さんで、その方が提案する福祉用具じゃ基本的には必要なものだと考えています。また、その福祉用具を使うことを前提にして歩行訓練なり、ADL訓練は行われているはずです。

ですので、在宅に帰ってからの生活を想像する時、その福祉用具を本人、または家族が『本気で使う気があるのかどうか。』を真剣に考えるとアプローチの方法も変わってくるなと思います。

 

それと私もよくしてしまうのですが、福祉用具の話がうまくいかない時の失敗として

療法士「リスクありますよ~」

利用者さん「車いすなんて使うと歩けなくなる」

家族「家が狭い」

本人「周りの目が気になる」

と論点がずれたまま話をしてしまっていることが多いです。

 

で、リスクの事は本人も家族もわかってるから「そうですよね危険ですよね」と会話として成立しているように見えてしまうわけです。でも。いざ蓋を開けると他の部分で納得してないから結論を覆されてしまう。なんてことがあります。医療従事者にとって『リスク』は最優先すべき課題ですが、当事者はそうじゃない人は多いですよね。

こんなことにならないためにも、利用者さんや家族さんが何に重きを置いているのかを知ることが大切です。